主婦の毎日は家事に育児に大忙し。
本当は外に出て仕事がしたい、趣味を極める時間が欲しい、自分の資格や経験を生かして収入を得たい、と色々考えてはみるものの、実際には難しいと諦めている人も多いのでは?
でも、副業が広まったことで主婦にも在宅でできるお仕事がグーンと増えました。
主婦が副業で月3万円を稼ぐことを目標にした場合、どんな可能性があるのかまとめてみました。
副業とは?
日本の労働力不足をサポートするために、2018年1月、厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成し、本業の勤務時間外に副業を持つことが奨励されるようになりました。
このように、副業とは本業を持つ人が本業以外の収入を得るために行う仕事を指しますが、主婦の場合は主婦業を本業として考えてみましょう。
フルタイムで働いていない主婦の場合、ひと昔前まではスーパーのレジ打ちや飲食店でのスタッフというのがパートの定番でした。
しかし、曜日や時間、働く場所を決められて拘束されるパートタイムは、急に子供が発熱して保育園をお休みしたり、介護中の親の具合が悪くなったりした場合、スケジュールを変更するのが難しく、周囲に迷惑をかけてしまうことも……。
結果的に、「外に出て仕事をしても大丈夫!」と状況が許すようになるまで踏み切れないケースが多いのが現実です。
一方、副業では在宅でできる仕事が多くあるため、時間的な制約が多い主婦にはピッタリなのです。
副業でどのくらい稼げるの?
副業での収入は、月数千円から100万円以上まで人により様々です。
主婦が副業を始めるときには、目標収入を決める前に、まず1週間にどのくらいの時間を副業に割けるかを考えることから始めるべきです。
ひと口に主婦と言っても置かれている状況は一人ひとり異なります。
乳幼児がいる主婦、複数の子供がいる主婦、子供はいないけれど要介護の親と同居の主婦、旦那さんが毎日定時に帰ってくる主婦、旦那さんが単身赴任中なのでワンオペで頑張っている主婦など、それぞれの立場で毎日の生活スケジュールを振り返り、どこに副業の時間を滑り込ませられるかを考えてみましょう。
イメージとしては、こんな感じです。
Aさん:午前中に家事をこなして、子供が幼稚園から帰ってくるまでの午後の時間を副業に充てる。
Bさん:昼間はほとんど時間が取れないので、夜子供たちが寝てから自分が寝るまでの時間を副業に充てる。
Cさん:平日と日曜日は家族のために使うけど、土曜日だけは100%自分の副業のために使う。
このイメージができたら、収入の目標額を決めましょう。
最初から高い目標を掲げすぎると、達成できなくてストレスになる可能性があるのでお勧めしません。
まずは現実的な月3万円くらいを目標に始めてみると良いですね。
ただし、副業を始めて最初の月からいきなり3万円を達成するのは簡単ではありません。
最初の半年は月に1万円を目指す。
ペースをつかんで月1万円を達成できるようになったら、次に月に2万円に目標を引き上げる。
そして最終的に1年後には月3万円を稼ごう!というくらいのゆったりとした目標設定で挑戦することがストレスなく副業を続けるコツでしょう。
副業のモチベーション
月に3万円の収入があったら何がしたいかを考えてみると、モチベーションアップにつながります。
お勧めなのは、副業の収入を毎月の生活費の足しにせず、何か特別なことに使うためのお金にすること。
そうすることで頑張って稼ごう!という気持ちが強まります。
- 1年間貯めて家族旅行の資金にする
- 高級エステやリラクゼーションに通う
- 欲しかった洋服、カバン、靴、アクセサリー、お化粧品など自分のショッピングに使う
- 家族で豪勢な外食などを楽しむための費用にする
いかがですか?
家族のために使ってみんなで楽しむのも、自分のお小遣いにして自分だけで楽しむのも、どちらもOK。
成功のキーワードは、「楽しむ費用を稼ぐための副業」です。
主婦にオススメの副業
では、具体的に副業にはどんな仕事があるのでしょうか?
副業には様々な種類があるので、どんな仕事をしたいのかを念頭に副業を絞っていくと良いでしょう。
- 特技を生かしたい
自分の特技を生かして必要とされている業務やタスクを受注することができます。
例えば、身に付けた語学力を活かして翻訳や企業の海外向け資料の作成を代行する、漫画を描くのが得意なのでネット公開用の漫画を制作するなどです。
語学に関しては、政府のインバウンド奨励策により外国人向けのサポートが今後ますます必要とされる傾向にあり、英語だけではなく様々な言語のニーズが高まっています。
今まで日の目を浴びなかったニッチな言語ができる人はチャンスですね。
- 趣味の延長線上で仕事をしたい
趣味として楽しんでいることを副業とすることで収入を得ることができる可能性があります。
例えば、ハンドメイド品の制作・販売、写真提供、デザイン提供などです。
特に、ハンドメイド品は、既製のものではなく「オンリーワン」の製品を求める人が増えており、アクセサリーや洋服、カバンなどは人気です。
これまではフリーマーケットのようなところに出店し、そこを訪問してくれた人に販売するという形が一般的でしたが、インターネットの普及でネットでの販売が可能になったことで全国、全世界へとマーケットが広がりました。
- 将来のビジョンを持ってチャレンジしたい
現在でもWebサイトの製作やプログラミングのニーズは豊富ですが、今後5Gが普及してくことでインターネットの役割が更に重要になります。
その結果、プログラミングや動画制作などのニーズが一層高まっていくでしょう。
今は基礎的な知識しかないので簡単な業務しかできなくても、副業として仕事をこなしながら勉強を重ね、将来もっとチャレンジングな仕事を受注できるように準備をしていくという考え方もありです。
副業による収入とスキルアップの両方を目指すことができるという点ではかなりお勧めです。
- とにかくお金を稼ぎたい
副業の良いところは、時間も場所も選ばないでできる仕事がたくさんあるところです。
子供の習い事が終わるのを待っている間、子供が昼寝をしている間などのスキマ時間に、ポイ活やアンケートなどパソコンに向かわなくてもスマホがあればできる仕事が多く存在しています。
また、限られた時間の中で集中的に数をこなせるデータ入力や文字起こしなどの仕事も豊富なので、単価は低くても確実な収入になります。
確定申告をお忘れなく
副業で月に3万円ずつコンスタントに収入を得ることになると、1年で36万円の収入になります。
1月から12月までの1年間の所得が20万円を超えると確定申告が必要になりますので、忘れずに手続きしましょう。
ただし、副業で得る収入が「雑所得」に該当する場合は、必要経費が認められます。
例えば、36万円の収入を得たけれど、経費が17万円かかっている場合は、確定申告の必要はありません。
長く続けるために
主婦という立場で副業を持つ場合、好きなことを副業にするのが長く続けられる秘訣です。
ただでさえ忙しい毎日の中で時間をやりくりして副業を持つのですから、やっていて面白く、興味が持てることを仕事にするべきです。
そうすることで、ストレスなく楽しみながら続けられ、経験も積み重ねていくことができるでしょう。
経験が積まれることで更に大きな仕事が受注できるようになっていき、好循環が生まれます。
いくら良い収入がもらえるからといえども、苦手なことや関心のないことを続けていると、だんだん辛さを感じてきて、数カ月で脱落ということも……。
また、無理せず自分に合ったペースでできる副業を持つことも大事です。
最優先されるべきは本業である主婦業。
副業によるしわ寄せが主婦業に影響を及ぼし、家事や育児がおろそかになってしまうと家族からの不満が出たり、副業自体を反対されてしまったりと、マイナスの状況を生み出してしまうリスクが懸念されます。
更に、主婦業に影響を及ぼさないようにと睡眠時間を削ってまで頑張ったあげく、体調を崩したりするのでは本末転倒。
副業が忙しい主婦の生活の中の気分転換の時間になるのが理想ですね。
まとめ
主婦が副業を持つときには、楽しい目標を立てて頑張ることをお勧めします。
「月に3万円の収入があれば○○ができる!」という具体的な目標があれば、時間をやりくりして頑張ろう!と思えますよね。
楽しい目標のために好きなことを副業にして長く続ける。
これが副業の醍醐味です。
副業に興味がある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
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